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アトピーと向き合う1年目-漢方編

地元に帰ってからは、副作用のない治療ということで、漢方治療を始めました。

車で50分ぐらい離れた場所にある、台湾の先生が開業する東洋医学の病院です。当時、漢方治療なら半年程度で体の毒素が出て、すぐにまた社会復帰ができると勝手に思っていました。

その医院は、とても信頼できる東洋医学療法だったと思います。問診だけでなく、視診、脈診、舌診、触診など…色々な方法で、漢方の配合を微調整していました。

ステロイドの副作用はステロイドをやめたときからだんだんと襲ってきました。

まず乾燥しだし、皮膚がひび割れのようになり、かすかに分泌物がでたりしていました。首も同じようにひび割れ、首を動かすことすらできない状態。


自分の変わり果てた姿に、毎日涙の日々でした。


漢方の治療上、皮膚に蓋をすると熱がこもるからということもあり、乾燥止めのオイルを塗ることすらできず、お風呂上りは突っ張りひび割れそうな肌の痛みに歯を食いしばりながら耐える日々。。。

常にかゆみに襲われ、夜も眠れず、常に母が背中をさすってくれていました。

皮膚がウロコのようになり、落屑し、不快感を常に感じていました。

掻き壊すため、手袋をはめ、手足には包帯を巻き、触らないように気をつけていましたが、それでも襲ってくる痒さに耐えられず、狂ったように包帯をはずしては血が出るほど掻く…この繰り返し。


恐ろしい痒みで気が狂う毎日でした。


こんな変わり果てた姿だったので外出することもなく、友達に会うこともできず、ただ家と病院との往復。

病院に行くときは、決まって帽子を深くかぶり、夏でも長袖で手の甲は包帯がちらり…。買物をしたくても、レジでお金を出す手を見られたくなくて、買物も思うようにできませんでした。

平凡でいいから、人並みの生活が送りたい。普通に外を歩きたい。

ただそれだけのことも叶わない辛い日々でした。

ちょうど私は22、3歳ぐらい。普通だったらお洒落したり、友達と遊んだり、恋愛したり…20代の一番いい時期にこんなに姿になりました。

町を歩いていても、テレビを見ていても、常に傷つきながら生活をしていました。

当時よく流れていた某化粧品メーカーのCMに「肌がきれいだったら何でも乗り越えられると思ってた」というのがありました。あれにはかなり凹みました。

漢方をはじめて、一年。顔や手が治りだしたりぶり返したり…一時は友達と遊びに行けるぐらいにまで回復しましたが、結局すぐにぶり返してしまい、一進一退を繰り返す日々。


この時期、アトピーについてとにかく勉強しました。本を読み漁りました。


ステロイドのこと、アトピーのこと、漢方のこと。漢方は決して悪い治療ではないと心から信じることができましたが、見えないゴールに疲れ果てていました。