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アトピー性皮膚炎

アトピーという名前でひろく知られていますが、正式名はアトピー性皮膚炎といいます。喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患の一部です。

アトピーをはじめとするアレルギー疾患は、免疫反応の異常が原因となって起こります。

免疫反応とは、本来人体にとって有害な侵入者を排除する仕組みです。
アレルギー疾患は、ダニやほこり、花粉などのアレルゲンと呼ばれる、病原性のない侵入者に対しても過剰な免疫反応を起こし、逆に人体に障害を与えてしまう症状です。

体が、あるアレルゲンに過剰な免疫反応を起こし、皮膚に炎症を生じます。
それがかゆみとなって現れ、掻き壊すことで炎症がさらに広がります。
そうして悪化を繰り返す、というのが一般的なアトピー性皮膚炎の流れです。

さらに、掻き壊しにより皮膚のバリア機能が低下し、感染症などの二次的疾患の併発、また、かゆみで睡眠不足が続き、体力の低下などからアトピー性皮膚炎そのものをより悪化させることもあります。

患者自身が自覚できる症状は「かゆみ」に集約されているので、「かゆみ」を押さえる治療を一番に考えがちになりますが、かゆみはアトピー性皮膚炎の原因ではなく結果に過ぎません。

本当の原因を解消しない限り、炎症が出たり引いたりを繰り返すことになるので、表面的ではなく根本的な治療が必要となります。